2005年 06月 23日
三番瀬カキ礁講演会 |
去る6月18日、和洋女子大学で行われた「三番瀬・猫実川河口域のカキ礁」講演会に出席しました。カキ礁の自然史およびその生態系や生物多様性について、いろいろ興味深い内容で面白かったです。
三番瀬という地名も、今では良く知られるようになりましたね。三番瀬とは、東京湾奥部の浦安市・市川市・船橋市に囲まれるように現存する干潟・浅瀬です。一時は埋め立ての計画があったのですが、その後埋め立ては白紙撤回されました。今はどのうように保全すべきか、いろいろ意見を交えて検討されている状況です。
今回の講演会は、そこで発見されたカキ礁がテーマでした。三番瀬の自然が豊かであることは近年の調査によっても広く知られている事実ですが、今回のテーマについてのそもそもの始まりは、環境調査をしている市民グループがそこで広大なカキ礁を確認し、専門家を交えて調査した結果、それが日本最大級のカキ礁であると評価されたことです。巨大なカキ礁の存在が明らかになったことで三番瀬の自然が再認識されたと同時に、今後の三番瀬の保全の在り方をどうすべきか、カキの形態・生活や進化に関する話やこの巨大なカキ礁およびカキ礁から成る生態系の話を中心に発表がなされました。 講演会の詳しい発表内容はここでは割愛しますが、お話によるとカキに関する論文は養殖技術のものばかりが中心で、自然界のカキの生態に関する論文はほとんど無いそうです。三番瀬で確認されたカキ礁の生い立ちなどに関しては各方面からいろいろ異論もあるようで、私も巨大なカキ礁を形成する条件が三番瀬という水域にあることには大変興味深く思うのですが、ともかく、今回の巨大なカキ礁発見を契機に、三番瀬がより良い方向へ保全されることを強く願います。
今後の三番瀬の動きには注目です。
三番瀬という地名も、今では良く知られるようになりましたね。三番瀬とは、東京湾奥部の浦安市・市川市・船橋市に囲まれるように現存する干潟・浅瀬です。一時は埋め立ての計画があったのですが、その後埋め立ては白紙撤回されました。今はどのうように保全すべきか、いろいろ意見を交えて検討されている状況です。
今回の講演会は、そこで発見されたカキ礁がテーマでした。三番瀬の自然が豊かであることは近年の調査によっても広く知られている事実ですが、今回のテーマについてのそもそもの始まりは、環境調査をしている市民グループがそこで広大なカキ礁を確認し、専門家を交えて調査した結果、それが日本最大級のカキ礁であると評価されたことです。巨大なカキ礁の存在が明らかになったことで三番瀬の自然が再認識されたと同時に、今後の三番瀬の保全の在り方をどうすべきか、カキの形態・生活や進化に関する話やこの巨大なカキ礁およびカキ礁から成る生態系の話を中心に発表がなされました。
今後の三番瀬の動きには注目です。
by rurinobikublog
| 2005-06-23 00:56
| 日々のつれづれ